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右上腹部が痛い
脂っこい食事のあとや夜間に、右のあばら骨の下あたりが痛む――。この場所の痛みは、肝臓・胆嚢・胆管といった、消化を助ける臓器からのサインであることがあります。なかでも多いのが、胆石による発作です。
たかしな内科クリニックは、横浜市南区・吉野町駅から徒歩3分の内科・消化器内科です。院内にマルチスライスCTと超音波(エコー)を備えており、診察したその日に、胆嚢や胆管の状態を画像で確認します。このページでは、右上腹部の痛みで考えられる原因と、受診の目安についてご説明します。
腹痛全体の切り分けについては急な腹痛(急性腹症)と診察当日のCT検査もあわせてご覧ください。
なお、痛みに高熱と黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)が加わる場合は、急性胆管炎の可能性があります。命に関わることがあるため、受診をお待ちにならず救急外来の受診をご検討ください。
右上腹部の痛みで考えられる主な原因
胆石症・胆石発作
胆嚢は、肝臓で作られた消化液(胆汁)を一時的にためておく袋です。この胆汁の成分が固まって石になったものが胆石です。
石が胆嚢の出口に詰まると、右上腹部からみぞおちにかけて痛みが起こり、右肩や背中に響くことがあります。脂っこい食事のあとや夜間に起こりやすいのが特徴です。数十分から数時間でおさまることもありますが、繰り返すうちに炎症へ進むことがあります。
胆石があっても症状のない方も多く、その場合は治療せず経過を見ることもあります。
→ 詳しくは胆石症・胆嚢炎をご覧ください。
急性胆嚢炎
胆石が出口に詰まった状態が続くと、胆嚢に炎症が起こります。これが急性胆嚢炎です。右上腹部の持続する痛みに加えて、発熱を伴います。痛みが数時間以上おさまらない、熱が出てきたという場合は、胆石発作から胆嚢炎へ進んでいる可能性があります。入院や手術が必要になることがあり、早めの受診が大切です。
急性胆管炎
胆石が、胆嚢の先の胆管(胆汁が腸へ流れる管)に詰まると、胆管に炎症が起こります。痛み・高熱・黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)がそろうのが特徴で、重症化すると命に関わります。緊急の処置が必要な状態です。
肝臓の病気
肝臓は右上腹部にあります。肝臓の炎症(肝炎)や、脂肪肝、腫瘍などでも、この部位に鈍い痛みや違和感が出ることがあります。多くは自覚症状に乏しく、健康診断の数値異常で気づかれることもあります。
→ 脂肪肝・MASH
十二指腸潰瘍
胃の出口の先にある十二指腸に潰瘍ができると、みぞおちから右上腹部にかけて痛むことがあります。空腹時や夜間に痛むのが特徴です。
そのほか
右側の尿路結石や、右側に起きた大腸の炎症、右の肺や胸膜の病気でも、右上腹部が痛むことがあります。痛みの場所だけで原因を確定することはできないため、検査で見極めることが大切です。
受診の目安
| 状態 | 受診の目安 |
| 冷や汗を伴う激痛が続く/高熱と黄疸がある/お腹が板のように硬い | ためらわず救急外来へ(または119番) |
| 右上腹部の痛みが数時間おさまらない/発熱を伴う/吐き気で食事がとれない | その日のうちに受診 |
| 脂っこい食事のあとに繰り返し痛む/健診で胆石や肝機能異常を指摘された | 早めに受診 |
胆石発作を繰り返している方へ
一度おさまった胆石発作は、油断しがちです。しかし、発作を繰り返すうちに胆嚢炎や胆管炎へ進むことがあります。また、胆石が長くあると胆嚢がんのリスクにも関わるとされます。発作を経験された方は、一度きちんと検査を受けておくことをおすすめします。
当院の強み:診察当日のCT・エコー検査に対応しています
右上腹部の痛みの診断では、CTと超音波(エコー)の2つの画像検査が、大きな力を発揮します。当院はどちらも院内に備えており、診察したその日に検査できます。
超音波(エコー)検査
エコーは、胆石や胆嚢の状態を調べるのに適した検査です。放射線被曝がなく体への負担がないため、繰り返し受けられます。胆石の有無、胆嚢の腫れ、胆管の拡張などを、その場で確認できます。
CT検査
CTは、炎症がどこまで広がっているか、胆管に石が詰まっていないか、他の臓器に異常がないかを、断層画像で詳しく確認できます。胆嚢炎や胆管炎の重症度を評価し、入院や処置が必要かどうかの判断材料になります。
エコーとCTを組み合わせることで、胆石そのものの確認から、炎症の程度の評価まで、その日のうちに把握できます。
CT画像の読影は、院長が自ら行います。昭和医科大学横浜市北部病院 消化器センター(世界消化器内視鏡学会〈WEO〉が認定する国際的優良施設)で、多くの腹部CT診断の経験を積んだ日本消化器病学会の消化器病専門医です。問診・診察・血液検査・画像の結果を一つにつなげて、原因を見極めます。
なお、検査部位や内容によっては、後日あらためて詳細な結果をご報告する場合があります。
治療と、その後の流れ
診断の結果に応じて、対応が変わります。
- 症状のない胆石 → 治療せず、定期的に経過を確認します
- 胆石発作を繰り返す場合 → 生活の注意点をご説明し、必要に応じて手術(胆嚢摘出)について検討します
- 急性胆嚢炎 → 炎症の程度により、入院加療や手術が必要になります
- 急性胆管炎 → 胆管の詰まりを解除する緊急の処置が必要です
手術や専門的な処置が必要と判断した場合には、速やかに連携医療機関へご紹介します。当院は、地域の基幹病院との連携体制を整えています。まずは当日の検査で原因と緊急度を見極め、必要な医療へ橋渡しします。
費用の目安
医師が検査の必要性を判断した場合、CT検査や超音波検査には健康保険が適用されます。撮影部位や処置内容によって異なりますが、CT検査は3割負担の方で約6,000円が目安です。
上記は目安の金額です。超音波検査・血液検査などを含む診察全体の費用は、内容によって異なります。詳しくは受診の際にスタッフへお尋ねください。
詳しくはCT検査の費用をご覧ください。
よくあるご質問
Q. 右上腹部が痛みます。胆石でしょうか。
脂っこい食事のあとや夜間に、右上腹部からみぞおちが痛み、右肩や背中に響く場合は、胆石発作の可能性があります。ただし、肝臓の病気や十二指腸潰瘍など、他の原因でも同様の痛みが起こります。超音波検査やCT検査で、胆嚢や胆管の状態を確認することをおすすめします。
Q. 健康診断で胆石があると言われましたが、症状はありません。治療は必要ですか。
症状のない胆石は、多くの場合、すぐに治療せず経過を見ます。ただし、胆石発作を繰り返す場合や、胆嚢の壁に変化がある場合などは、治療を検討することがあります。一度、超音波検査などで状態を確認しておくと安心です。
Q. 胆石の検査では、どのようなことをするのですか。
胆石や胆嚢の評価には、まず超音波(エコー)検査が適しています。放射線被曝がなく、胆石をよく描き出せるためです。そのうえで、炎症の広がりや胆管の状態、他の臓器も含めて詳しく調べる必要がある場合には、CT検査を行います。当院はどちらも院内に備えており、その日のうちに検査できます。
Q. 痛みに加えて、熱が出てきました。急いだほうがよいですか。
はい。右上腹部の痛みが数時間おさまらず、発熱を伴う場合は、胆石発作から急性胆嚢炎へ進んでいる可能性があります。さらに黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)を伴う場合は、急性胆管炎の可能性があり、緊急の対応が必要です。早めに受診し、状態によっては救急外来の受診をご検討ください。
Q. CT検査は本当に当日に受けられますか。
当院は院内にマルチスライスCTと超音波検査の機器を備えており、診察の結果、医師が必要と判断した場合には、その日のうちに検査を行います。検査部位や内容によっては、後日あらためて詳細な結果をご報告する場合があります。
ご予約・アクセス
右上腹部の痛みでお困りの方は、予約なしでもご来院いただけます。事前にWEB予約またはお電話でご連絡いただけますと、待ち時間の短縮につながります。
- WEB予約:24時間受付
- お電話:045-253-2112
- 所在地:横浜市南区南吉田町2-28(横浜コスタセイス1F)
- アクセス:市営地下鉄ブルーライン「吉野町駅」から徒歩3分/京急本線「黄金町駅」から徒歩7分
- 駐車場:2台
- 診療時間:午前 9:00〜12:00/午後 15:00〜18:00(最終受付は診療終了30分前)
- 休診日:水曜終日・土曜午後・日曜午後