コラム

大腸カメラ検査

便が細くなった気がする…それは大腸がんのサインかも?閉塞症状に注意

「最近、便が以前より細くなった気がする」「便の形が変わってきた」そんな変化を感じたことはありませんか。便の形の変化は、腸の内部で何らかの変化が起きているサインである可能性があります。特に大腸の内腔が狭くなると、便が細くなったり、残便感が続いたりすることがあります。

当院では消化器内科専門の院長が大腸カメラを用いた精密検査を行っています。「便の様子がおかしい」と気になる方は、ぜひお早めにご相談ください。

便が細くなる原因とは

便の形が変化する背景にはさまざまな原因があります。深刻なものを見逃さないために、まず代表的な原因を知っておきましょう。

便が細くなる原因は大きく二つに分けられます。ひとつは機能的な原因で、過敏性腸症候群(IBS)や便秘による腸の緊張、肛門括約筋の過緊張などが挙げられます。これらは腸そのものに構造的な異常があるわけではありません。

もうひとつは器質的な原因です。大腸がんや大腸ポリープ、炎症性腸疾患などによって腸の内腔が物理的に狭くなっている場合です。この場合、放置すると完全閉塞(腸閉塞)に至る可能性があり、早期発見が重要です。

大腸がんによる「便の細さ」の特徴

便の細さが大腸がんと関係する場合、どのような特徴があるかを理解しておくことが早期発見につながります。

大腸がんによる便の細さは、がんの腫瘍が腸の内腔を圧迫・狭窄(きょうさく)することで起こります。特に直腸やS状結腸などの比較的細い部位に発生したがんで現れやすい症状です。鉛筆のように細い便が続く場合は、大腸がんによる狭窄が疑われることがあります。

また大腸がんの場合、便の形の変化とともに「血便」「残便感」「腹部の張り」「体重減少」などが伴うことがあります。これらの症状が複数重なっている場合は、特に早めの受診が必要です。

「便が細い」以外に見られる大腸がんの閉塞症状

大腸がんが進行すると、便の細さ以外にもさまざまな閉塞症状が現れることがあります。これらのサインを見逃さないようにしましょう。

大腸がんによる閉塞症状には次のようなものがあります。お腹が張る・膨満感が続く、ガスが出にくくなった、残便感がある・スッキリしない、便秘と下痢を繰り返す、便をするときに力が必要になった、腹部に違和感や痛みがある、などが代表的です。

これらの症状は痔やIBSでも現れることがありますが、大腸がんとの鑑別には内視鏡検査が必要です。自己判断せず、気になる症状があれば受診することをおすすめします。

どの部位のがんで便が細くなりやすいか

大腸の部位によって症状の出方が異なります。どの部位でどのような症状が現れやすいかを知ることで、受診の判断に役立てましょう。

大腸は盲腸・上行結腸・横行結腸・下行結腸・S状結腸・直腸に分かれています。便の細さという症状は、腸の内径が比較的細いS状結腸や直腸に発生したがんで現れやすい特徴があります。

一方、右側の結腸(上行結腸など)は内腔が広いため、がんがあっても便の形の変化よりも貧血や腹部の違和感として現れることが多いです。部位によって症状が異なるため、症状だけでがんの有無を判断するのは難しく、大腸カメラによる全大腸の観察が重要になります。

大腸カメラで確認できること

便の形の変化を含む症状の原因を確かめるには、内視鏡による直接観察が最も確実です。大腸カメラで何が分かるかを確認しましょう。

大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)では、大腸全体の粘膜を内側から直接観察することができます。腫瘍・ポリープ・炎症・潰瘍・狭窄部位などをリアルタイムに確認でき、疑わしい部位があれば同時に生検(組織の一部を採取して病理検査)を行うことも可能です。

当院ではAIを搭載した大腸カメラを使用しており、微細な病変の検出を支援する体制を整えています。鎮静剤を使用することで苦痛を抑えながら検査を受けていただけます。院長はAIを活用した大腸カメラ画像解析に関する論文執筆実績を持ち、精度の高い診察を行っています。

便の変化に気づいたら、早めの受診を

「便が細い」という症状を見逃さず、早期受診につなげることが健康を守るための第一歩です。

便の細さや形の変化は、日常の中で見逃しがちな症状です。しかし大腸がんをはじめとする大腸疾患の初期サインである可能性があるため、「なんとなく変だな」と思ったら一度相談してみてください。

吉野町駅徒歩3分の当院では、鎮静剤を使った苦痛の少ない大腸カメラ検査を実施しています。日曜検査対応・WEB予約24時間受付と通いやすい環境を整えていますので、気になる症状がある方はお気軽にご予約ください。

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