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胆石症・胆嚢炎
胆石症は、肝臓でつくられる消化液(胆汁)の成分が固まり、胆嚢や胆管に石ができる病気です。石があるだけでは症状のないことも多いのですが、石が出口に詰まると、右上腹部やみぞおちに強い痛みを引き起こします。そこに細菌感染や炎症が加わった状態が、胆嚢炎です。
たかしな内科クリニックは、横浜市南区・吉野町駅から徒歩3分の内科・消化器内科です。院内にマルチスライスCTと超音波(エコー)を備えており、診察したその日に、胆嚢や胆管の状態を画像で確認します。
右上腹部の痛みという症状からの見分け方については、右上腹部が痛いもあわせてご覧ください。
胆石症・胆嚢炎とは
胆嚢は、肝臓でつくられた胆汁を一時的にためておく袋です。この胆汁の成分(コレステロールなど)が固まって石になったものが胆石です。
石があるだけで症状のない方も多く、その場合は経過を見ます。しかし、石が胆嚢や胆管の出口に詰まると、強い痛み(胆石発作)を起こします。詰まった状態が続いて胆嚢に炎症が起きると急性胆嚢炎、石が胆管に詰まって炎症が起きると急性胆管炎となり、こちらは緊急の対応が必要です。
脂肪肝・脂質異常症・糖尿病などの生活習慣病がある方は、胆石ができやすい傾向があります。お腹の不調があるときは、こうした背景も含めて総合的に確認することが大切です。
胆石症・胆嚢炎の症状
石の大きさや位置、炎症の有無によって、症状の出かたはさまざまです。健診で偶然見つかる無症状のものから、救急受診が必要な激痛まであります。
- 右上腹部やみぞおちの強い痛み
- 背中や右肩に抜けるような痛み
- 吐き気・嘔吐
- 発熱・悪寒
- 食後の胃もたれや、お腹の張り
- 皮膚や白目が黄色くなる(黄疸)
脂っこい食事のあとや夜間に、痛みが起こりやすいのが特徴です。
受診の目安
| 状態 | 受診の目安 |
| 冷や汗を伴う激痛が続く/高熱と黄疸がある/お腹が板のように硬い | ためらわず救急外来へ(または119番) |
| 右上腹部の痛みが数時間おさまらない/発熱を伴う/吐き気で食事がとれない | その日のうちに受診 |
| 脂っこい食事のあとに繰り返し痛む/健診で胆石を指摘された | 早めに受診 |
痛みに高熱と黄疸が加わる場合は、急性胆管炎の可能性があります。命に関わることがあるため、受診をお待ちにならず救急外来の受診をご検討ください。
胆石症・胆嚢炎の検査
みぞおちの痛みは、胃潰瘍や膵炎など、ほかの病気でも起こります。各検査を組み合わせて見分けます。
超音波(エコー)検査
胆石や胆嚢の状態を調べるのに適した検査です。被曝がなく、胆嚢内の結石の有無・胆嚢の腫れ・壁の厚さを、その場で確認できます。身体への負担が少なく、繰り返し受けられます。
腹部CT検査
エコーでは見えにくい部位の石や、炎症が周囲にどこまで広がっているかを、断層画像で詳しく確認します。胆嚢炎・胆管炎の重症度を評価し、入院や処置が必要かの判断に役立てます。当院ではCTを院内に備えており、診察の結果必要と判断すれば、その日のうちに撮影できます。急な激しい腹痛の原因を、速やかに確認できます。
CT画像の読影は、院長が自ら行います。昭和医科大学横浜市北部病院 消化器センター(世界消化器内視鏡学会〈WEO〉が認定する国際的優良施設)で多くの腹部CT診断の経験を積んだ、日本消化器病学会の消化器病専門医です。なお、検査部位や内容によっては、後日あらためて詳細な結果をご報告する場合があります。
血液検査
白血球数・CRP・肝機能・胆道系の酵素などから、炎症や胆管の詰まりの程度を確認します。
胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)
みぞおちの痛みや吐き気は、胃潰瘍・逆流性食道炎などでも起こります。これらを見分けるため、必要に応じて胃カメラを行います。鎮静剤を用いた、苦痛の少ない検査に対応しています。
胆石症・胆嚢炎の治療
石の大きさ・症状・炎症の程度に応じて、方針を決めます。
経過観察・食事指導
無症状の胆石は、すぐに治療する必要はありません。発作を防ぐため、脂肪分の多い食事を控えるなどの食事指導を行い、定期的にエコーやCTで石や胆嚢の状態を確認します。
薬物療法
軽い痛みや炎症には、痛み止めや、細菌感染を抑える抗菌薬を用います。コレステロール系の小さな石であれば、石を溶かす内服薬を使うこともありますが、効果が現れるまでに時間がかかります。
手術(連携医療機関へ)
発作を繰り返す場合や、急性胆嚢炎で重症化のリスクがある場合には、胆嚢を摘出する手術が根本的な治療となります。また、急性胆管炎では、胆管の詰まりを解除する緊急の処置が必要です。手術や専門的な処置が必要と判断した場合には、速やかに連携医療機関へご紹介します。当院は地域の基幹病院との連携体制を整えています。
胆石症・胆嚢炎の予防
胆石の形成には、食事や生活習慣が関わっています。
- 脂っこい食事・高カロリーの食事を控え、食物繊維(野菜・海藻)を積極的にとる
- 規則正しい時間に食事をとる(胆汁のうっ滞を防ぎます)
- 適度な運動で、適正な体重を保つ
メタボリックシンドロームや内臓脂肪を指摘された方は、生活習慣病全体の管理が、胆石の予防にもつながります。
よくあるご質問
Q. 健診で胆石があると言われましたが、症状はありません。治療は必要ですか。
症状のない胆石は、多くの場合、すぐに治療せず経過を見ます。ただし、発作を防ぐための食事の工夫は大切です。また、胆嚢の壁に変化がある場合などは治療を検討することもあるため、一度エコーなどで状態を確認しておくと安心です。
Q. 痛みに加えて、熱と黄疸が出てきました。急いだほうがよいですか。
はい。右上腹部の痛みに高熱と黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)が加わる場合は、急性胆管炎の可能性があり、緊急の対応が必要です。命に関わることがあるため、受診をお待ちにならず、救急外来の受診をご検討ください。
Q. 検査はその日のうちに受けられますか。
診察・超音波(エコー)検査・血液検査と、必要に応じたCT検査は、当日に行えることがあります。一方、胃カメラは事前の準備が必要なため、後日のご予約となります。症状に応じて、必要な検査をご案内します。
ご予約・アクセス
右上腹部やみぞおちの痛み、健診で胆石を指摘された方は、予約なしでもご来院いただけます。
- WEB予約:24時間受付
- お電話:045-253-2112
- 所在地:横浜市南区南吉田町2-28(横浜コスタセイス1F)
- アクセス:市営地下鉄ブルーライン「吉野町駅」から徒歩3分/京急本線「黄金町駅」から徒歩7分
- 駐車場:2台
- 診療時間:午前 9:00〜12:00/午後 15:00〜18:00(最終受付は診療終了30分前)
- 休診日:水曜終日・土曜午後・日曜午後