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消化器内科

慢性胃炎(萎縮性胃炎)

慢性胃炎(萎縮性胃炎)について

慢性胃炎(萎縮性胃炎)は、胃の粘膜に長期間にわたって炎症が起きている状態です。主な原因はヘリコバクター・ピロリ菌の感染であり、長年の感染によって胃粘膜が薄く萎縮し、胃酸の分泌が減少します。萎縮が進行すると胃がんの発生リスクが高まることが知られているため、早期の発見と適切な対応が非常に重要です。また、似た症状の背景には胃潰瘍や十二指腸潰瘍といった疾患の可能性もあります。当院では、専門医の視点から胃の健康状態を評価し、患者様に適した検査や治療方針をご提案いたします。

慢性胃炎(萎縮性胃炎)の症状について

慢性胃炎(萎縮性胃炎)は初期段階では自覚症状が乏しいことが多いですが、進行すると以下のような症状が現れることがあります。

  • 胃もたれや胸焼け
  • みぞおちの痛み
  • 食後の早期満腹感
  • 吐き気や嘔吐
  • お腹が張る(腹部膨満感)
  • 食欲の低下
  • 喉のつかえや違和感

慢性胃炎(萎縮性胃炎)の診断と検査について

慢性胃炎(萎縮性胃炎)の診断や、胃がんなど他の疾患が隠れていないかを確認するためには、粘膜の直接的な観察が必要です。当院では以下の検査を用いて正確な診断を行っています。

上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)

胃の粘膜の萎縮の程度を直接観察し、慢性胃炎の診断を確定するために最も重要な検査です。当院では、鎮静剤を使用し眠っているような状態で受けられる苦しくない胃カメラや、極細スコープを用いた経鼻・経口での検査を提供しており、患者様の負担を最小限に抑えています。胃がんの早期発見にも不可欠です。

ピロリ菌検査

慢性胃炎の主な原因であるピロリ菌に感染しているかどうかを調べます。内視鏡検査時に採取した組織を用いた検査のほか、血液検査や便検査などを患者様の状態に合わせて選択します。

血液検査(ABC検診)

血液検査によってピロリ菌の抗体と胃粘膜の萎縮の程度を測定し、胃がんになりやすい状態かどうかをリスク評価します。この結果をもとに、胃カメラの必要性や適切な検査間隔を判断します。

慢性胃炎(萎縮性胃炎)の治療法について

慢性胃炎(萎縮性胃炎)の治療は、原因となっているピロリ菌の除菌と、不快な症状を和らげるための治療が中心となります。

ピロリ菌の除菌治療

検査でピロリ菌の感染が確認された場合、まずは除菌治療を行います。抗生物質と胃酸の分泌を抑える薬を組み合わせて一定期間内服することで、胃粘膜の炎症を鎮め、将来的な胃がんのリスクを低減させます。

薬物療法

胃もたれやみぞおちの痛みなどの不快な症状がある場合には、症状を緩和するための薬を処方します。胃酸の分泌を抑える薬、胃の粘膜を保護する薬、胃の運動機能を改善する薬などを、患者様の症状に合わせて適切に組み合わせて使用します。

経過観察

萎縮性胃炎が進行している場合、ピロリ菌の除菌が成功した後でも胃がんのリスクは完全にはなくなりません。そのため、当院では治療後も定期的に鎮静剤を使った苦しくない胃カメラを受けていただき、胃粘膜の状態を経過観察することを推奨しています。

慢性胃炎(萎縮性胃炎)の予防について

慢性胃炎の進行を防ぎ、胃の健康を保つためには、日常生活における習慣の見直しと定期的な検査が重要です。

食生活の改善

塩分の多い食事や刺激の強い香辛料、過度なアルコール摂取は胃粘膜に負担をかけ、炎症を悪化させる原因となります。消化に良く、栄養バランスの取れた食事を心がけることが胃の健康維持に繋がります。高血圧症や脂質異常症といった生活習慣病の予防にも役立ちます。

禁煙

タバコは胃の血流を悪化させ、胃粘膜の防御機能を低下させます。慢性胃炎の悪化や胃がんのリスクを高めるため、禁煙に努めることが非常に重要です。

定期的な内視鏡検査などの受診

萎縮性胃炎は自覚症状がないまま進行することが多く、胃がんの早期発見には定期的なチェックが欠かせません。当院の鎮静剤を用いた苦痛の少ない胃カメラを活用し、ご自身の胃の状態を定期的に把握することが最大の予防策となります。また、腹部の不調が続く場合は、AIを導入した痛みに配慮した大腸カメラや、即日検査可能な腹部CT検査などを組み合わせることで、より正確に全身の健康状態を評価することが可能です。

045-253-2112 09:00~12:00/15:00~18:00