症状から探す

消化器内科

右下腹部が痛い

右のお腹の下のほう、腰骨の内側あたりが痛む——。この場所の痛みは、多くの方がまず「盲腸ではないか」と考えます。その直感は、決して的外れではありません。

一方で、右下腹部には虫垂だけでなく、大腸、尿管、そして女性では卵巣や卵管も収まっています。痛みの原因を、症状だけで確定することはできません。とくに虫垂炎は、進行すると虫垂に穴が開き、腹膜炎に至ることがあります。必要なのは、その日のうちに画像で中を見ることです。

たかしな内科クリニックは、横浜市南区・吉野町駅から徒歩3分の内科・消化器内科です。院内にマルチスライスCTを備えており、診察したその日に虫垂の腫れや炎症を画像で確認します。手術が必要と判断した場合は、速やかに連携医療機関へご紹介します。腹痛の方は、予約なしでのご来院も可能です。

腹痛全体の切り分けについては急な腹痛(急性腹症)と診察当日のCT検査もあわせてご覧ください。

右下腹部の痛みで考えられる主な原因

虫垂炎(盲腸)

右下腹部の痛みで、最も注意が必要な病気です。

典型的な経過は、はじめにみぞおちや、へその周りが漠然と痛み、半日から1日ほどかけて痛みが右下腹部へ移っていくというものです。この「痛みが移動する」という点が、虫垂炎を疑う大きな手がかりになります。発熱、吐き気、食欲の低下を伴うことがあります。

ただし、典型どおりに進まないことも珍しくありません。虫垂の位置には個人差があり、高齢の方や妊娠中の方では症状がはっきり出にくいこともあります。

放置すると虫垂に穴が開き(穿孔)、腹膜炎へ進展します。穿孔の前に診断できるかどうかが分かれ目です。

詳しくは虫垂炎(盲腸)をご覧ください。

大腸憩室炎(右側に起きる場合)

大腸の壁が袋状に飛び出した憩室に、炎症が起きる病気です。日本人では左下腹部に多いとされますが、右側の大腸に憩室ができる方も少なくありません。その場合、痛みは右下腹部に出ます。

発熱を伴い、痛みがじわじわと強くなるという点で、虫垂炎とよく似ています。症状だけで区別することは困難で、CT検査が必要になります。

大腸憩室症・憩室炎

尿路結石

腎臓でできた石が尿管に詰まると、突然の激しい痛みが起こります。痛みは背中や脇腹から始まり、下腹部や足の付け根へと移動します。右の尿管に詰まれば、右下腹部が痛みます。

血尿を伴うこと、そしてじっとしていられないほど痛みが強く、波があることが特徴です。

詳しくは背中が痛いのは内臓の病気?をご覧ください。

感染性腸炎

細菌やウイルスによる腸の炎症です。下痢や嘔吐、発熱を伴います。回盲部(小腸と大腸のつなぎ目、ちょうど右下腹部にあたります)に炎症が強く出るタイプでは、虫垂炎とよく似た痛みが生じます。

女性の場合:婦人科の病気

右下腹部には、右の卵巣と卵管があります。卵巣嚢腫の茎捻転、卵巣出血、子宮外妊娠などでも、右下腹部の痛みが起こります。

とくに、月経が遅れている方の強い下腹部痛は、子宮外妊娠の可能性を考える必要があります。妊娠の可能性がある方は、必ず診察時にお申し出ください。

クローン病

小腸と大腸のつなぎ目に炎症が起きやすい病気です。腹痛と下痢が長く続き、体重が減ってくる場合には、この可能性も考えます。

クローン病(CD)

受診の目安

状態対応
冷や汗を伴う激痛が続く/お腹が板のように硬い/妊娠の可能性+強い下腹部痛ためらわず救急外来へ(または119番)
痛みが右下腹部に移ってきた/発熱を伴う/吐き気があり食事がとれない/痛みが強まるその日のうちに受診
数日前から鈍い痛みが続く/下痢を伴う/痛みは軽いが繰り返す早めに受診

痛みが軽くなっても、油断しないでください

虫垂炎では、穿孔した直後に一時的に痛みが和らぐことがあります。「治ったと思った翌日に、激しい腹痛と高熱が出た」という経過は珍しくありません。

いったん軽くなった痛みが再び強くなる、発熱してきた、という場合は必ず受診してください。

市販の鎮痛薬でごまかさないでください

痛み止めを飲むと痛みの場所や強さがぼやけ、診断が難しくなることがあります。受診を予定している場合は、できるだけ服用を控えてお越しください。

当院の強み:診察当日のCT検査に対応しています

院内のマルチスライスCTで、その日のうちに確認します

虫垂炎の診断において、CT検査は中心的な役割を果たします。CTでは、腫れた虫垂そのもの、周囲に広がった炎症、虫垂の入口を塞ぐ糞石(ふんせき)、そして穿孔の有無を直接確認できます。

当院はこのCTを院内に設置しています。診察の結果、必要と判断すれば、その場で撮影します。撮影時間は数分です。他院へCTを撮りに行っていただく必要も、後日の予約を取り直していただく必要もありません。

CT画像の読影は、院長が自ら行います

CT画像の読影は、院長が自ら行います。昭和医科大学横浜市北部病院 消化器センター(世界消化器内視鏡学会〈WEO〉が認定する国際的優良施設)で、多くの腹部CT診断の経験を積んだ日本消化器病学会の消化器病専門医です。

CT画像に加えて、問診・触診・血液検査(白血球数やCRPなどの炎症の指標)の結果を一つにつなげて判断します。

なお、検査部位や内容によっては、後日あらためて詳細な結果をご報告する場合があります。

手術が必要なときは、速やかにご紹介します

CT検査の結果、緊急手術や入院加療が必要と判断された場合には、近隣の高度医療機関へ速やかにご紹介します。地域の基幹病院との連携体制を整えています。

「かかりつけ医がいない」という方も、まずは当院にご相談ください。

CT検査(高度画像診断)腹部CT(肝臓・胆嚢・膵臓)

受診当日の流れ

1. 受付・問診

腹痛の方は、予約なしでのご来院も可能です。痛みがいつから始まり、最初はどこが痛かったか、どのように移動したかをうかがいます。虫垂炎の診断では、この経過が重要な手がかりになります。

2. 診察・血液検査

お腹を触診し、痛みの場所と、炎症が腹膜に及んでいないかを確認します。あわせて血液検査で炎症の程度を調べます。

3. CT検査(診察当日)

医師が必要と判断した場合、その場でCTを撮影します。

4. 当日中の所見説明

画像をお見せしながら、その日のうちに所見をご説明します。

5. 治療・または紹介

  • 抗菌薬による治療で対応できる場合 → その場で治療を開始します
  • 手術・入院が必要と判断した場合 → 連携医療機関へ速やかにご紹介します
  • 大腸の精査が必要な場合 → 大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)の予約をお取りします

費用の目安

医師が検査の必要性を判断した場合、CT検査には健康保険が適用されます。撮影部位や処置内容によって異なりますが、3割負担の方で約6,000円が目安です。

上記は目安の金額です。検査内容によって料金が異なる場合があります。詳しくは受診の際にスタッフへお尋ねください。

CT検査の費用

よくあるご質問

Q. 右下腹部が痛みます。虫垂炎でしょうか。

右下腹部の痛みは虫垂炎の代表的な症状ですが、大腸憩室炎や尿路結石、女性では婦人科の病気でも同様の痛みが起こります。痛みの出かたには個人差が大きく、症状だけで確定することはできません。CT検査で虫垂の腫れや周囲の炎症を直接確認することをおすすめします。

Q. 痛みが軽くなってきました。受診しなくてもよいでしょうか。

痛みが軽くなっても、原因が解決したとは限りません。虫垂炎では、穿孔した直後に一時的に痛みが和らぐことがあります。数日以内に症状が繰り返す、発熱を伴う、痛みの場所が移動したという場合は、必ず受診してください。

Q. 虫垂炎は、必ず手術になりますか。

炎症が軽い段階であれば、抗菌薬による治療(保存的治療)で改善することがあります。一方、穿孔している場合や炎症が強い場合には手術が必要です。CT検査で炎症の程度と穿孔の有無を確認したうえで、方針をご説明します。当院で手術が必要と判断した場合は、連携医療機関へ速やかにご紹介します。

Q. CT検査は本当に当日に受けられますか。

当院は院内にマルチスライスCTを備えており、診察の結果、医師が必要と判断した場合には、その日のうちに撮影を行います。検査部位や内容によっては、後日あらためて詳細な結果をご報告する場合があります。

Q. 妊娠の可能性があります。CT検査を受けても大丈夫でしょうか。

妊娠中、または妊娠の可能性がある方は、必ず検査前にお申し出ください。CT検査には放射線被曝を伴うため、超音波検査(腹部エコー)など、他の方法での評価を優先します。診察の際に、最も適切な検査方法をご相談させていただきます。

ご予約・アクセス

右下腹部の痛みでお困りの方は、予約なしでもご来院いただけます。事前にWEB予約またはお電話でご連絡いただけますと、待ち時間の短縮につながります。

  • WEB予約:24時間受付
  • お電話:045-253-2112
  • 所在地:横浜市南区南吉田町2-28(横浜コスタセイス1F)
  • アクセス:市営地下鉄ブルーライン「吉野町駅」から徒歩3分/京急本線「黄金町駅」から徒歩7分
  • 駐車場:2台
  • 診療時間:午前 9:00〜12:00/午後 15:00〜18:00(最終受付は診療終了30分前)
  • 休診日:水曜終日・土曜午後・日曜午後

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