症状から探す
健康診断で「要精密検査」「異常あり」と指摘された方へ
健康診断はご自身の現在の健康状態を把握し、自覚症状のない初期段階で疾患の兆候を見つけ出すための非常に重要な機会であり、「要精密検査」や「異常あり」という結果は放置せず早急に原因を突き止めるサインとなります。
結果通知の判定に驚かれるかもしれませんが、この段階で適切な医療機関を受診し、胃カメラや大腸カメラ、CT検査などの詳細な検査を行うことで、重篤な疾患を未然に防ぎ、健やかな日常生活を維持するための第一歩となります。
健康診断で「要精密検査」「異常あり」と指摘された方へから考えられる主な疾患
健康診断における血液検査や便潜血検査、胸部レントゲン検査、バリウム検査などの結果から異常が指摘された場合、生活習慣病から消化器の悪性腫瘍まで様々な疾患が隠れている可能性があります。具体的な数値の異常項目や指摘された内容によって、以下のような疾患が疑われます。
- 高血圧
- 脂質異常症
- 糖尿病
- 高尿酸血症
- メタボリックシンドローム
- 逆流性食道炎
- 胃・十二指腸潰瘍
- 胃がん
- 大腸ポリープ
- 大腸がん
- 脂肪肝
健康診断で「要精密検査」「異常あり」と指摘された方への診断と検査について
当院では、健康診断で異常が指摘された患者様に対して、迅速かつ正確な診断を行うための各種検査機器を取り揃えております。異常の内容に応じて最適な検査をご提案し、病気の早期発見と確定診断に努めています。
上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)
バリウム検査で異常が指摘された場合などに実施します。当院では鎮静剤を使用し、苦痛の少ない胃カメラ検査を提供しております。経口・経鼻や極細スコープにも対応し、胃・十二指腸潰瘍や胃がんなどの早期発見を目指します。
下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ)
便潜血検査で陽性となった場合に必須となる検査です。当院ではAIを導入し、水浸法やCO2送気を用いることで痛みに配慮した大腸カメラを実施しています。検査中に大腸ポリープが見つかった場合は、日帰りでのポリープ切除(コールドポリペクトミー)も可能です。
CT検査
胸部レントゲン検査での異常や、より詳細な内臓の評価が必要な場合に実施します。当院では即日検査・診断が可能なCT検査を導入しており、肺がん検診を目的とした胸部CTから、肝臓や膵臓などを調べる腹部CT、メタボ検診に向けた内臓脂肪CT検査まで幅広く対応しています。
超音波検査(エコー)
肝機能障害や脂質異常の指摘があった場合などに、肝臓や胆嚢、膵臓などの腹部の臓器を観察する検査です。また、心臓や血管のエコーも行っており、痛みを伴わずに体内の状態を調べることができます。
検体検査(血液・尿・便検査)
健診での異常項目を再度確認し、より詳細な項目のチェックを行うための検査です。HbA1cの測定やアレルギー検査、ピロリ菌検査などを通じて、生活習慣病や感染症のリスクを評価します。
その他 生理機能検査・測定
心電図検査や骨密度検査、血圧測定などを通じて、不整脈のリスクや骨粗鬆症の有無などを確認し、全身の健康状態を総合的に判断します。
健康診断で「要精密検査」「異常あり」と指摘された方への治療について(一般的な対応)
健康診断の異常に基づき、精密検査を行って原因疾患が特定された後は、それぞれの疾患に適した治療を開始いたします。自覚症状がないからといって放置せず、当院で適切な治療や指導を継続することが重要です。
生活習慣の改善指導
高血圧や脂質異常症、糖尿病、脂肪肝といった生活習慣病の可能性が判明した場合は、食事療法や運動療法などの生活習慣の改善が治療の基本となります。
内服薬による治療
生活習慣の改善だけでは十分な効果が得られない場合や、すでに症状や数値の悪化が進行している場合は、お薬による治療を開始して状態の安定を図ります。
日帰りポリープ切除
大腸カメラ検査によって大腸ポリープが発見された場合は、将来の大腸がんへの進行を防ぐためにその場で切除治療を行うことができます。
専門医療機関への紹介
CT検査や内視鏡検査の結果、より高度な専門治療や入院、手術が必要な重篤な疾患が判明した場合には、連携する専門医療機関を速やかにご紹介いたします。
健康診断で「要精密検査」「異常あり」と指摘された方へで受診するタイミングと注意点
健康診断で異常が指摘された場合、自覚症状がないからといって自己判断で様子を見ることは非常に危険です。できるだけ早く医療機関を受診し、適切な対応をとることが大切です。
結果通知を受け取ったら早めに受診を
「要精密検査」や「要治療」の判定があった場合は、結果通知がお手元に届き次第、早めに受診してください。早期に胃カメラや大腸カメラ、CT検査などを受けることが、重大な疾患の早期発見につながります。
健診結果一式を持参する
受診の際には、健康診断の結果報告書を必ずご持参ください。過去の結果がある場合はあわせてお持ちいただくと、数値の変化などを比較でき、よりスムーズで正確な診断の助けとなります。
便潜血陽性の場合は再検査ではなく大腸カメラを
便潜血検査で陽性となった場合、再度便検査をやり直すのではなく、速やかに大腸カメラ検査を受けて大腸内部を直接観察することが医学的にも推奨されています。