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背中が痛いのは内臓の病気?
背中の痛みというと、多くの方が筋肉のこりや姿勢、腰の疲れを思い浮かべます。実際その多くは筋肉や骨によるものです。しかし、なかには内臓の病気が原因で背中が痛むことがあり、その一部には緊急の対応を要するものが含まれます。
たかしな内科クリニックは、横浜市南区・吉野町駅から徒歩3分の内科・消化器内科です。院内にマルチスライスCTを備えており、内臓が原因の背中の痛みが疑われる場合、診察したその日に画像で確認します。このページでは、内臓の病気による背中の痛みについてご説明します。
「筋肉の痛み」と「内臓の痛み」の見分け方
まず、次のような背中の痛みは、筋肉や骨によるものであることが多いとされます。
- 体を動かしたり、特定の姿勢をとると痛む
- 痛む場所を押すと、そこが痛い
- 朝起きたときや、長時間同じ姿勢のあとに痛む
一方、次のような特徴がある場合は、内臓の病気を考える必要があります。
- 体を動かしても痛みが変わらない
- 押しても痛む場所がはっきりしない
- 突然、激しく痛みだした
- 発熱・吐き気・血尿・黄疸などを伴う
- お腹の痛みも同時にある
- 食事と関係して痛む
内臓が原因の場合、湿布やマッサージでは改善しません。むしろ、その間に病気が進行してしまうことがあります。
内臓が原因で背中が痛む、主な病気
急性膵炎
膵臓は、胃の裏側、背中に近い場所にあります。そのため膵臓に炎症が起きると、みぞおちの痛みが背中側へ回り込むように広がります。前かがみになると少し楽になるのが特徴です。飲酒後や、胆石をお持ちの方に起こりやすく、重症化すると命に関わります。
→ 急性膵炎
尿路結石
腎臓でできた石が尿管に詰まると、背中や脇腹に突然の激痛が起こります。痛みは下腹部へと移動し、血尿を伴うことがあります。「今までで一番の痛み」と表現されることの多い病気です。石が大きく処置が必要な場合は、適切な泌尿器科の医療機関へご紹介します。
腎盂腎炎
腎臓の感染症です。背中や脇腹の痛みに、高熱と、排尿時の症状を伴います。膀胱炎を放置したり、尿路結石が背景にあったりすると起こりやすくなります。
→ 膀胱炎・腎盂腎炎
胆石症・胆嚢炎
胆嚢は右上腹部にあります。胆石の発作では、右上腹部からみぞおちの痛みが、右の背中や右肩に響くことがあります。脂っこい食事のあとや夜間に起こりやすいのが特徴です。
→ 胆石症・胆嚢炎
大動脈瘤・大動脈解離
お腹や胸を通る太い血管(大動脈)の壁が膨らんだり(瘤)、裂けたり(解離)する病気です。引き裂かれるような突然の激痛が、胸から背中に走るのが特徴で、命に関わる緊急事態です。高血圧の方に多く見られます。
胃・十二指腸潰瘍
潰瘍が深くなると、みぞおちの痛みが背中側に及ぶことがあります。
受診の目安
| 状態 | 受診の目安 |
| 引き裂かれるような激痛が胸から背中に走る/冷や汗を伴う激痛が続く/高熱でぐったりする | ためらわず救急外来へ(または119番) |
| 体を動かしても変わらない背中の痛みが続く/発熱や血尿を伴う/突然強く痛みだした | その日のうちに受診 |
| 健診で肝機能や膵臓の数値異常を指摘された/鈍い痛みが続く | 早めに受診 |
とくに、引き裂かれるような突然の激痛が胸から背中に走る場合は、大動脈解離など命に関わる病気の可能性があります。ためらわず救急要請をしてください。
内臓が原因の背中の痛みと、CT検査
背中の痛みが内臓によるものかどうかは、外からの診察だけでは判断が難しいことがあります。膵臓・腎臓・大動脈は、いずれも体の深い場所にあり、レントゲンや触診では十分に評価できないためです。
こうした場合に力を発揮するのがCT検査です。当院では、内臓の病気が疑われる背中の痛みに対して、診察したその日にCTを撮影し、膵臓の腫れ、尿路の結石、大動脈の状態などを画像で確認します。当日中に所見をご説明します。
CT画像の読影は、院長が自ら行います。昭和医科大学横浜市北部病院 消化器センター(世界消化器内視鏡学会〈WEO〉が認定する国際的優良施設)で、多くの腹部CT診断の経験を積んだ日本消化器病学会の消化器病専門医です。問診・診察・血液検査・CTの結果を総合して、原因を見極めます。
「整形外科で異常なしと言われたが、痛みが続く」「湿布で良くならない」という背中の痛みは、一度、内臓の側から調べてみる価値があります。
なお、内臓に原因が見つからず、筋肉や骨によるものと判断した場合には、その旨をご説明し、必要に応じて適切な診療科をご案内します。
治療と、その後の流れ
CT検査などで原因が特定できれば、それに応じた対応を行います。
- 内科的な治療で対応できるもの(軽症の膵炎、腎盂腎炎など) → 治療を開始します
- 泌尿器科での処置が必要なもの(大きな尿路結石など) → 適切な医療機関へご紹介します
- 緊急の処置が必要なもの(大動脈の病気、重い胆管炎など) → 速やかに高度医療機関へご紹介します
当院は、地域の基幹病院との連携体制を整えています。
費用の目安
医師が検査の必要性を判断した場合、CT検査には健康保険が適用されます。撮影部位や処置内容によって異なりますが、3割負担の方で約6,000円が目安です。
上記は目安の金額です。血液検査などを含む診察全体の費用は、内容によって異なります。詳しくは受診の際にスタッフへお尋ねください。
詳しくはCT検査の費用をご覧ください。
よくあるご質問
Q. 背中の痛みで内科を受診してもよいのですか。
はい。体を動かしても痛みが変わらない、押しても痛む場所がはっきりしない、発熱や血尿などを伴う、といった場合は、内臓の病気の可能性があり、内科・消化器内科での検査が適しています。逆に、動作で痛みが変わる、押すと痛む場所が明確、という場合は整形外科が適していることが多いです。判断に迷う場合も、まずはご相談ください。
Q. 整形外科で異常なしと言われましたが、痛みが続きます。
背中の痛みが、膵臓・腎臓・大動脈など内臓によるものである可能性があります。これらは整形外科の検査(レントゲンなど)では評価しにくい部位です。当院では当日のCT検査で、内臓の側から原因を調べることができます。
Q. CT検査は本当に当日に受けられますか。
当院は院内にマルチスライスCTを備えており、診察の結果、医師が必要と判断した場合には、その日のうちに撮影を行います。検査部位や内容によっては、後日あらためて詳細な結果をご報告する場合があります。
Q. 背中の痛みだけで、お腹は痛くありません。それでも内臓の病気のことがありますか。
あります。膵臓や腎臓、大動脈の病気では、お腹の痛みよりも背中の痛みが前面に出ることがあります。とくに、突然の激痛、発熱や血尿を伴う、体を動かしても痛みが変わらない、といった場合は、内臓の病気を考えて検査することをおすすめします。
ご予約・アクセス
内臓が心配な背中の痛みでお困りの方は、予約なしでもご来院いただけます。事前にWEB予約またはお電話でご連絡いただけますと、待ち時間の短縮につながります。
- WEB予約:24時間受付
- お電話:045-253-2112
- 所在地:横浜市南区南吉田町2-28(横浜コスタセイス1F)
- アクセス:市営地下鉄ブルーライン「吉野町駅」から徒歩3分/京急本線「黄金町駅」から徒歩7分
- 駐車場:2台
- 診療時間:午前 9:00〜12:00/午後 15:00〜18:00(最終受付は診療終了30分前)
- 休診日:水曜終日・土曜午後・日曜午後