お知らせ
論文実績が支える「診断力」― 大学病院の研究を、地域のクリニックで
クリニックを選ぶとき、「この先生は信頼できるのだろうか」という視点は、とても自然なものだと思います。とりわけ大腸カメラや胃カメラといった内視鏡検査は、医師の技術や判断が結果を大きく左右します。この記事では、これまで取り組んできた研究と、それがなぜ日々の診断力につながるのかを、できるだけ率直にお伝えします。
なぜ「研究」が、日々の診断力につながるのか
医師としての歩みは、昭和医科大学横浜市北部病院 消化器センター(WEO認定 国際的優良施設)で内視鏡の研鑽を積むことから始まりました。そこで一貫して取り組んできたのは、「見つける・見極める」精度をどこまで高められるか、という研究です。
研究の現場では、一つひとつの所見を思い込みではなく客観的なデータとして検証し、国内外の医師と議論を重ねます。「なぜそう判断できるのか」を突き詰めるこの姿勢は、そのまま目の前の患者さんの検査・診断の質に直結すると考えています。経験と勘だけに頼らず、根拠(エビデンス)にこだわる――これが私の診療の土台です。
これまで取り組んできた主な研究テーマ
国際的な医学誌(*Digestive Endoscopy*、*Endoscopy*、*Surgical Endoscopy* など)に掲載された研究の一部をご紹介します。
早期大腸がんの転移リスク予測
「内視鏡で取れば腸を残せるのか、それとも追加の手術が必要なのか」――この見極めの精度を、AIと病理の力で高める研究に取り組んできました。過剰な手術を減らせる可能性が報告されています。
→ 詳しくは関連記事「大腸がんでも腸を残せる?」へ
AIによる内視鏡の発見支援
AIが大腸ポリープの見落としをどう減らすのか、そして「AIに頼ると医師の腕が落ちるのか」という疑問を、大規模なデータで検証してきました。
→ 詳しくは関連記事「AI搭載の大腸カメラと『見落とし』」へ
潰瘍性大腸炎の精密内視鏡
「見た目の治癒」だけでなく、細胞レベルの治癒やがん化リスクをどう見極めるか。潰瘍性大腸炎の方の負担を減らす診断の研究にも携わってきました。
→ 詳しくは関連記事「潰瘍性大腸炎と精密大腸内視鏡」へ
研究業績の一覧は researchmap でご覧いただけます。
大学病院の視点を、地域のクリニックで身近に
大学病院で培った内視鏡の視点を、通いやすい地域のクリニックで提供したい――それが当院を開く原点でした。当院でできることは次の通りです。
- 大腸カメラ・胃カメラ:AI搭載・鎮静剤・CO2送気で、苦痛に配慮した精度の高い検査
- 院内CT:必要に応じて、その日のうちに画像で確認
- 専門医療機関との連携:高度な治療が必要な際は、速やかにご紹介
「気になる症状を、きちんとした根拠をもって診てほしい」。そんな思いに、これまでの研究と臨床の経験でお応えします。どうぞお気軽にご相談ください。
文・院長 髙階 祐輝(日本消化器内視鏡学会 専門医)/研究歴:昭和医科大学横浜市北部病院 消化器センター
研究業績:researchmap
※本記事は一般的な情報提供を目的としたものです。