コラム

CT検査

お腹のしこりや違和感…エコー検査とCT検査、どっちを受けるべき?

「お腹に何かしこりのようなものを感じる」「みぞおちや脇腹に違和感がある」「健康診断で腹部の異常を指摘された」などの悩みを抱えたとき、「エコー検査(超音波検査)とCT検査、どちらを受ければいいのか」と迷う方は多いかと思います。

どちらの検査も腹部の臓器を画像で確認するという点では共通していますが、得意・不得意が異なります。当院では腹部CTを導入しており、エコーとCTを使い分けながら、症状や状況に合わせた最適な検査をご提案しています。このページでは両者の違いをわかりやすくご説明します。

エコー検査(超音波検査)の特徴

エコー検査(腹部超音波検査)は、超音波を体に当てて臓器の形・大きさ・内部の様子をリアルタイムで観察する検査です。放射線を使わないため被ばくがなく、妊娠中の方や繰り返し検査が必要な方にも適しています。

エコー検査が特に得意とするのは以下の評価です。

  • 肝臓・胆嚢・胆管・膵臓・腎臓・脾臓などの実質臓器の観察
  • 胆石・腎結石の検出(石が音を反射するため見つけやすい)
  • 肝臓の脂肪沈着(脂肪肝)の評価
  • 腫瘤(しこり)が液体か固体かの鑑別
  • リアルタイム観察(血流測定・呼吸による動きの確認)

ただし、腸管ガスや肥満の影響で見えにくくなる場合があること、視野が限られることなどが弱点です。

CT検査の特徴

CT検査は、X線を使って体の断面を連続的に撮影し、コンピューターで立体的な画像を作成する検査です。腹部全体を一度に広範囲で確認できるため、「何かあるはずだが、どこにあるのかわからない」という場合に特に力を発揮します。

CT検査が特に得意とするのは以下の評価です。

  • 腹部全体を一度に俯瞰的に確認(見落としが少ない)
  • 腸管・後腹膜・血管など、エコーでは見えにくい部位の評価
  • 腫瘍の位置・大きさ・周囲臓器との関係の把握
  • 虫垂炎・腸閉塞・腸管穿孔など急性腹症の診断
  • 大動脈瘤・腹腔内出血など血管系の病変の確認

被ばくが伴うこと、エコーに比べて費用がやや高いことが注意点ですが、診断精度は非常に高く、緊急性の高い状況では特に優れた検査です。

症状・状況別:どちらを選ぶべきか

エコーとCTはそれぞれ得意分野が異なるため、症状や目的によって使い分けることが大切です。目安は以下のとおりです。

  • 健康診断の精密検査として腹部臓器を確認したい場合:まずエコー検査が一般的。脂肪肝・胆石・腎結石の確認に適しています。
  • 突然の激しい腹痛・救急的な症状がある場合:CT検査が有効。虫垂炎・腸閉塞・大動脈解離など緊急性の高い疾患を素早く評価できます。
  • 腫瘤(しこり)を指摘されたが性質が不明な場合:エコーで液体か固体かを確認し、必要に応じてCTで詳細評価を行うのが一般的な流れです。
  • 膵臓・後腹膜・腸管に異常が疑われる場合:エコーでは見えにくい部位はCTが適しています。
  • 放射線被ばくを避けたい・繰り返し検査が必要な場合:エコーが安全。特に若い方・妊娠中の方に適しています。

当院での検査の進め方

当院では、症状・既往歴・目的をふまえて院長が最適な検査をご提案します。「エコーとCTのどちらが必要か迷っている」「健康診断で異常を指摘されたが次に何をすればいいかわからない」という方も、まずはご来院ください。

腹部CTは当院で当日検査が可能です。エコーとCTを組み合わせることで、より精度の高い診断につながることもあります。「お腹に何か気になることがある」という段階でも、気軽にご相談いただけます。

こんな症状・状況の方はご相談ください

  • お腹にしこりや張り感・違和感がある方
  • 健康診断で腹部の異常(臓器の腫大・腫瘤など)を指摘された方
  • 脇腹・みぞおち・下腹部の痛みが続いている方
  • 体重減少・食欲不振が続き、原因が不明な方
  • 脂肪肝・胆石・腎臓異常などを以前指摘されたが経過観察できていない方
  • エコーで異常が見つかり、CT検査による精密検査を勧められた方

腹部の異常は早期発見・早期対応が重要です。気になる症状がある方は、ぜひ当院へご相談ください。

045-253-2112 09:00~12:00/15:00~18:00