コラム
便潜血検査で「陽性」が出た!痔だと思って放置してはいけない理由
便潜血検査で「陽性」という結果が出たとき、「どうせ痔だろう」と思って精密検査を先送りにしていませんか。実際、陽性反応が出た方の多くがそのような理由で受診をためらいます。しかし、便潜血検査の陽性は、痔以外の深刻な病気が隠れているサインである可能性があります。
当院では、大腸カメラ(下部消化管内視鏡)を用いた精密検査を行っています。院長はAIを活用した大腸カメラ画像解析に関する論文執筆実績を持ち、微細な病変も見逃さない診断体制を整えています。「陽性が出たけれど怖くて行けない」という方も、ぜひ一度ご相談ください。
便潜血検査とは何を調べている検査なのか
便潜血検査の仕組みを知ると、なぜ陽性を放置してはいけないのかがよく分かります。まずその概要を整理しておきましょう。
便潜血検査は、便の中に肉眼では見えない微量の血液(潜血)が混じっていないかを調べる検査です。大腸の内部で何らかの出血が起きているとき、その血液が便に混入します。主に大腸がんや大腸ポリープ、大腸炎などで出血が生じます。
検査は自宅で採便した容器を提出するだけで行えます。市区町村が実施する大腸がん検診でも広く使われており、費用と負担が少ない点で多くの方が受けやすい検査です。ただしこの検査はあくまで「出血の有無」を調べるものであり、出血の原因がどこにあるかを特定するものではありません。
「陽性=痔」ではない。見逃してはいけない3つの可能性
陽性反応の原因には、痔以外にも注意が必要な病気が含まれます。代表的なものを確認しておきましょう。
便潜血陽性で考えられる主な原因は、大腸ポリープ、大腸がん、潰瘍性大腸炎などの大腸疾患、そして痔核・裂肛などの肛門疾患です。確かに陽性者の中には痔が原因である方も多くいます。しかし痔であることが分かったからといって、大腸の精密検査が不要になるわけではありません。
重要なのは、便潜血検査は痔の出血と大腸からの出血を区別できないという点です。つまり「痔があるから陽性になった」とは断言できず、大腸ポリープや大腸がんからの出血が同時に起きている可能性を否定できません。実際に便潜血陽性で大腸カメラを受けた方のうち、ポリープや大腸がんが発見されるケースは少なくありません。
精密検査を受けないとどうなるのか
便潜血陽性のまま放置した場合に何が起きるか、具体的なリスクを理解しておくことが大切です。
大腸がんは、早期に発見できれば治療の選択肢が広がります。しかし自覚症状がほとんどないまま進行することが多く、「沈黙の病気」とも呼ばれます。便潜血陽性という唯一のサインを見逃してしまうと、がんが進行してから発見されるリスクが高まります。
一方で大腸ポリープは、早い段階で発見して切除すれば大腸がんへの進行を防ぐことができます。当院では日帰りでのポリープ切除(コールドポリペクトミー)に対応しており、大腸カメラと同日に切除まで行える体制を整えています。「要精密検査」の通知は、がんを早期に見つけるための大切なチャンスです。
「怖い・恥ずかしい」を乗り越えるための大腸カメラ
大腸カメラへの不安やためらいは多くの方が感じています。当院ではそうした不安を和らげるための工夫をしています。
当院では鎮静剤を使用した大腸カメラを実施しています。鎮静剤を使うことでウトウトした状態で検査を受けることができ、痛みや不快感を大幅に軽減することが可能です。「過去に大腸カメラで痛い思いをした」という方にも、改めて受診していただける環境を整えています。
また院長は昭和大学横浜市北部病院 消化器センター(WEO認定国際的優良施設)での豊富な内視鏡経験を持ちます。軸保持短縮法・水浸法などの挿入技術を駆使し、苦痛を最小限に抑えた検査を心がけています。AI搭載の内視鏡カメラを使用しており、小さなポリープも見逃さない体制で診察にあたっています。
便潜血陽性と言われたら、早めの大腸カメラを
便潜血検査で陽性が出た方は、できるだけ早めに大腸カメラによる精密検査を受けることをおすすめします。
「痔だから大丈夫」という自己判断は、大切な発見の機会を遠ざけてしまうことがあります。痔があることは、大腸の精密検査が不要である理由にはなりません。便潜血陽性の通知を受け取ったら、それをきっかけに大腸カメラを受けることが、ご自身の健康を守るための第一歩です。
当院は吉野町駅から徒歩3分と通いやすい立地にあります。日曜日も内視鏡検査に対応しており、平日に時間が取りにくい方にもご利用いただけます。WEB予約は24時間受け付けていますので、まずはお気軽にご予約ください。