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発熱外来

インフルエンザ

インフルエンザについて

インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することで引き起こされる呼吸器感染症です。一般的な風邪と比較して症状が急激に現れ、全身の症状が強く出ることが特徴です。毎年冬の時期を中心に流行し、感染力が非常に強いため注意が必要です。健康な方であれば数日で軽快することが多いですが、ご高齢の方や基礎疾患を持つ方では肺炎などの合併症を引き起こし、重症化するリスクがあります。また、発熱や呼吸器症状だけでなく消化器症状を伴うこともあり、感染性胃腸炎などの他疾患との鑑別が重要になるケースも存在します。

インフルエンザの症状について

インフルエンザウイルスの潜伏期間は通常1日から3日程度で、その後以下のような症状が急激に現れます。

  • 38度以上の急激な発熱
  • 頭痛や関節痛、筋肉痛
  • 全身のだるさや倦怠感
  • 喉の痛みや咳、鼻水などの呼吸器症状
  • 吐き気や嘔吐、下痢などの消化器症状

インフルエンザの診断と検査について

インフルエンザの診断は、流行状況と患者様の症状を総合的に判断した上で各種検査を用いて行います。当院では、インフルエンザだけでなく他の重大な疾患が隠れていないかを見極める鑑別診断にも力を入れています。

感染症迅速検査

鼻の奥を専用の綿棒でぬぐって液を採取し、インフルエンザウイルスが存在するかどうかを確認します。新型コロナウイルス感染症との同時判定も可能で、短時間で結果がわかる一般的な検査方法です。

AI搭載咽頭画像解析システム(NODOCA)

専用のカメラで喉の奥を撮影し、AIがインフルエンザ特有の所見を解析して診断を補助する新しい検査です。鼻の奥をぬぐうような痛みが少なく、小さなお子様から大人まで負担をかけずに検査をお受けいただけます。

胸部CT検査

発熱や激しい咳が長引く場合、インフルエンザに合併して肺炎を起こしている可能性を疑います。当院では即日対応可能なCT検査を導入しており、早期に肺の詳しい状態を画像で把握し、的確な診断と治療につなげます。

腹部CT検査および内視鏡検査

インフルエンザによって吐き気、嘔吐、激しい下痢などの消化器症状が前面に出ることもあります。しかし、症状が改善しない場合や強い腹痛を伴う場合は、感染性胃腸炎や虚血性大腸炎といった別の消化器疾患の可能性も否定できません。当院では、必要に応じて即日検査が可能な腹部CT検査や、鎮静剤を用いて眠っている間に終わる苦しくない胃カメラ、AI技術を搭載し痛みに配慮した大腸カメラを実施し、症状の根本原因を正確に突き止めます。

インフルエンザの治療法について

インフルエンザの治療は、ウイルスの増殖を抑えることと、つらい症状を和らげて体力の消耗を防ぐことが中心となります。

薬物療法

発症から48時間以内に抗インフルエンザ薬を使用することで、体内でウイルスが増殖するのを抑え、発熱期間を短縮する効果が期待できます。内服薬や吸入薬など複数の種類があるため、患者様の状態に合わせて院長が適切に処方します。同時に、高熱や関節痛に対する解熱鎮痛薬、咳を和らげる鎮咳薬、胃腸の働きを整える整腸剤など、症状に応じた対症療法の薬を組み合わせて治療を行います。

水分補給と安静

高熱による多量の発汗や消化器症状による下痢などにより、体内から水分が失われやすくなります。脱水症状を防ぐために、経口補水液などでこまめに水分と電解質を補給することが大切です。また、十分な睡眠をとって体を休めることが、免疫力を回復させるための鍵となります。

インフルエンザの予防について

インフルエンザを予防するには、ウイルスを体内に侵入させないための物理的な対策と、発症や重症化を防ぐための免疫力向上の両面からアプローチすることが重要です。

ワクチン接種

インフルエンザワクチンの接種は、発症の可能性を低減し、万が一感染した場合でも肺炎などの重篤な合併症を防ぐために非常に有効な手段です。ワクチンの効果が現れるまでには時間がかかるため、流行が本格化する前の秋から冬にかけての接種をおすすめしております。

日常生活での感染対策と体調管理

外出後の手洗いや手指消毒、飛沫感染を防ぐためのマスクの着用が予防の基本です。また、空気が乾燥すると気道粘膜の防御機能が低下するため、室内の適切な加湿を心がけてください。基礎疾患として高血圧症や糖尿病などの生活習慣病をお持ちの方は、重症化リスクが高まる傾向にあるため、日頃からしっかりと数値をコントロールしておくことが大切です。バランスの良い食事と十分な睡眠をとり、体を整えておくことを意識しましょう。

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