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生活習慣病外来

糖尿病

糖尿病について

糖尿病は、膵臓から分泌されるインスリンというホルモンの働きが不足したり、効きが悪くなることで、血液中のブドウ糖の濃度(血糖値)が慢性的に高くなる疾患です。初期段階では自覚症状が乏しいものの、高血糖の状態を放置すると血管が傷つき、神経障害、網膜症、腎証などの深刻な合併症を引き起こす恐れがあります。

また、糖尿病をはじめとする生活習慣病は、脂肪肝やNASH(非アルコール性脂肪肝炎)を合併しやすく、大腸がん、胃がん、膵臓がんなどの悪性腫瘍のリスクを上昇させることも明らかになっています。そのため、当院では単に血糖値をコントロールするだけでなく、胃カメラや大腸カメラ、CT検査を活用して、隠れた消化器疾患やがんの早期発見にも力を入れています。高血圧症や脂質異常症といった他の生活習慣病を併発するケースも多いため、総合的な内科管理が非常に重要です。

糖尿病の症状について

糖尿病は初期にはほとんど自覚症状がありませんが、血糖値が高い状態が続くと以下のような症状が現れ始めます。少しでも当てはまる症状がある場合は、早めの受診をおすすめします。

  • 喉が異常に渇く
  • 水分を摂る量が増える
  • 尿の量や回数が増える(多尿)
  • 全身がだるい、疲れが取れない
  • しっかり食べているのに急に体重が減少する
  • 手足のしびれや冷えを感じる
  • 目がかすむ、視力が低下する

糖尿病の診断と検査について

当院では、糖尿病の正確な診断と合併症の評価、さらには糖尿病に付随してリスクが高まる悪性腫瘍や消化器疾患の有無を調べるため、以下の検査を行っています。

血液検査

HbA1c(過去1〜2ヶ月の血糖値の平均)や空腹時血糖値を測定し、糖尿病の診断や治療効果の判定を行います。同時に脂質異常症や肝機能障害の有無も確認します。

尿検査

尿糖や尿たんぱくの有無を調べます。糖尿病性腎症などの合併症が早期に進行していないかを確認するための大切な検査です。

内臓脂肪CT検査(メタボ検診)

糖尿病の発症に深く関わる内臓脂肪面積を正確に測定します。当院では即日検査が可能なCT検査機器を導入しており、メタボリックシンドロームの進行度を視覚的に把握することで、より具体的で効果的な生活指導に繋げています。

腹部CT検査

糖尿病の患者様は脂肪肝(NASH)を合併しやすく、肝臓がんや膵臓がんのリスクも高い傾向にあります。当院の腹部CT検査では、沈黙の臓器と呼ばれる肝臓、胆嚢、膵臓の状態を短時間で詳細に画像化し、異常を早期に発見します。

上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)

糖尿病による免疫力低下や自律神経障害は、胃腸の不調を招くことがあります。また、胃がんのリスクにも留意が必要です。当院では鎮静剤を使用した苦しくない胃カメラや、鼻から挿入する極細スコープに対応しており、胃炎や潰瘍、早期がんの有無を負担なく確認できます。

下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ)

糖尿病の患者様は大腸ポリープや大腸がんのリスクが上昇することが知られています。当院ではAIを導入した精度の高い大腸カメラ検査を行っており、見落としを防ぎます。水浸法やCO2送気を用いた痛みに配慮した検査を実施しており、検査中にポリープが発見された場合は日帰りポリープ切除(コールドポリペクトミー)も可能です。

超音波検査(エコー)

腹部や血管の超音波検査を行い、脂肪肝の程度や、糖尿病の重大な合併症である動脈硬化が進行していないかをリアルタイムで評価します。

糖尿病の治療法について

糖尿病の治療は、合併症を防ぎ、健康な人と変わらない生活の質を維持することを目標とします。患者様のライフスタイルや病状に合わせて、以下の治療法を組み合わせて行います。

食事療法

治療の基本となるのは毎日の食事です。適正なエネルギー量を守り、栄養バランスのとれた食事を摂ることで、すい臓への負担を減らし、血糖値の急激な上昇を抑える指導を行います。

運動療法

適度な運動は、血液中のブドウ糖を消費し、インスリンの働きを良くする効果があります。患者様の体力や合併症の状態を考慮しながら、安全で継続しやすい有酸素運動などを提案します。

薬物療法

食事療法や運動療法だけで血糖コントロールが不十分な場合には、お薬による治療を開始します。インスリンの分泌を促すお薬、糖の吸収を遅らせるお薬、尿と一緒に糖を排泄させるお薬などの内服薬から、インスリン注射やGLP-1受容体作動薬まで、患者様の状態に合わせて最適なものを院長が選択し処方します。

糖尿病の予防について

糖尿病、特に2型糖尿病を予防するには、日々の生活習慣の見直しと、定期的な体のメンテナンスが欠かせません。

バランスの良い食生活と適正体重の維持

食べ過ぎや飲み過ぎを避け、野菜を多く取り入れたバランスの良い食事を心がけることが大切です。また、内臓脂肪の蓄積を防ぎ、適正な体重を維持することが糖尿病予防の第一歩となります。

日常的な運動の習慣化

ウォーキングや軽い筋力トレーニングなど、無理のない範囲で体を動かす習慣をつけることで、インスリンの効きやすい体質を作り、高血糖を防ぐことができます。

定期的な健康診断と精密検査の受診

糖尿病は自覚症状がないまま進行するため、年に1回は健康診断で血糖値やHbA1cを確認することが重要です。また、健診異常を指摘された場合や、生活習慣病の不安がある方は、当院のCT検査やAI搭載の内視鏡検査による精密検査を定期的に受け、全身のリスクを早期に摘み取ることをおすすめします。

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